おにたろう日記

医学生の徒然なる日記blog

5/17 Today's diary 〜家庭教師〜

今日は朝から家庭教師。

名古屋の地下鉄はボチボチ人が増えてきましたね。

新型コロナウイルスの影響で高校生など、学校へ行けていない現状。親御さんもかなり子供さんの学習進歩状況への心配があるのではないでしょうか?

間違いなく学力には差が出ていると肌で感じています。勉強している子としていない子との間の差は、こうしている間にも広がっています。

それでは、高校生はそのことを頭で理解したところで勉強するでしょうか?残念ながら、あまりしてくれない。これが現実です。正直、僕自身、現在モチベーションを保つのが難しいです。

僕の生徒さんは、たくさん勉強をするタイプではないですが、出した宿題はしてきてくれます。周りから遅れを取らない程度になら頑張ってくれるわけですが、なかなかプラスアルファができない、モチベーションがつづかないと言います。でも、僕はそこまでできていたら十分で残りの時間は自分のしたいことに時間を使う方が楽しいとよく言っています。

また、好きなことや趣味と呼べるようなものがないんだとよく相談を受けます。こればかりは、誰も教えてくれないので自分で考えなきゃ行けないと思うのですが、よくよく考えると、世の中最適解はたくさんあるけど、これが絶対あっている(絶対解)ということの方が少ないですよね。大学へ進学したとき、世の中に出たときを考えると最適解を考えることの方が大切だと思います。

では、なぜ最適解を見つけることが難しいのでしょうか?

普段、勉強する問題には答えが絶対にあります。それを若くまだまだ頭が柔らかい頃にたくさんトレーニングしてきた高校生は、このことをすんなりと受け止められないのではないでしょうか。つまり、絶対解があるだろうから間違えたくない!という考えになってしまうのではないでしょうか。最適解の方が多いことに気づいていない、または、最適解の存在そのものを認識できていない生徒によく出会います。

この時期はそんな最適解を見つける良いトレーニング期間だと思います。学生は何が好きなのか、これから何をしていきたいのかを考えるいい機会ですよね。実際、ある程度の教科学習を教えながら、加えて最近読んでいる本の紹介やそこから考えられることなどを高校生と討論しています。テーマは様々ですが、学校ではやらないことということもあって、生徒さんには満足してもらっています。その分僕の負担は大きいのですが。。。

この暗い期間を少しでも有意義なものにしていって欲しいなと思います!